2013年2月13日水曜日

地図に残った仕事


昨年6月「地図に残る仕事」というテーマで,3月19日に発生した長野県北部地震で被災した十日町市松代の「清水の棚田」の復旧に関わる私たちの仕事を紹介しました.

これは,私たちが提唱する「平行畦畔型等高線区画」という,傾斜地の田んぼの作業性をバツグンに向上させつつも,景観にも配慮できる区画の考え方に基づいて設計し,日本(世界)で初めて大々的に適用された事例です.

さて,昨年11月に90%ほどの工事が完了したので,見学に行って来ました.





この動画は,県庁の職員が私たちのために1週間に一度程度の頻度で,定点撮影してくれたものから作成しました.

まさに松代のマチュピチュ.
本家のマチュピチュが建設に何年かかったのかは知りませんが,たった半年ほどで,松代のマチュピチュできてしまった.世界に誇る日本の土木技術.ヒデキ感激です.今年の5月には代掻き,そして田植えが始まります.水が蓄えられた田んぼに青々とした稲が植わった風景をみるのが待ち遠しい.