2012年5月30日水曜日

育林系実習及び演習@魚沼市大白川


雨の月曜日、魚沼市大白川地区(旧入広瀬村)
多雪地帯のスギ人工林に行ってきました。


 大学を出発したときは曇りだったのに、到着したときには雨がしとしと。。。
雨の実習は、雨カッパの性能がものすご~く大事!!
防水・撥水機能に優れたカッパだと、快適ですが、自分のは5年ものでドロドロ。
浸水して、も~だめだめでした。。。



昨年、ブナの実が豊作だったため、芽生えがたくさんみられました!
ブナには、豊作年、凶作年があり、実の量が毎年異なるんですよ。


その芽生え(通称 ぶなもやし)を食べるために持ち帰っている学生。
炒めて食べるとおいしい!?らしいです。(未食のため、味不明)


大学に戻る途中、『道の駅 とちお』にて一休み。
揚げたてのあぶらげは最高においしかったです!

2012年5月24日木曜日

持続可能な森林経営演習2012:新潟市近郊

ひさびさの投稿です。
(決して忘れていたわけではありません・・・本当に・・・)

さて,5/19に『持続可能な森林経営演習』で見学に行ってきました。
その様子を紹介します。

まずは新潟県森林組合連合会です。最近完成した木造建物(越後杉流通活性化センター)で説明を聴きます。山から厳選して運んできた太い柱(いずれも100年生前後のスギ!)が圧巻です。新発田の斑鳩建築さんが建てたこだわりの木造建築物です。先生方も勉強会などにご活用して下さい!

上の新潟県森林組合連合会は木材共販所(木材市場)がメインです。丸太の競りの様子を体験してもらいました。その後,学生にも体験してもらいました。

午後はマルユーさん(五泉市)にお世話になりました。マルユーさんは天然乾燥にこだわる製材所です。 森山社長からコースターのお土産もいただきました。

次も製材所です。緑の森さん(加茂市)です。こちらは大型の製材機が稼働しています。木材乾燥施設なども見学しました。

6/16には山北町(現村上市)に見学に行きます。今後の持続可能な森林経営演習の報告をお楽しみに。

雪とブナと新緑と

まだ雪が残る魚沼市大白川地区へ。
実習の下見に同行してきました。


こちらのブナ林は、薪炭林として薪などを生産していたところを人工林として
生育している場所です。
人工林とは思えないほど、立派なブナ林です!


ちなみに、同じ地区にあるスギ人工林は、こんな様子です。


今日の晩ご飯は、キノメ(アケビの芽)の黄身あえ、栃尾のあぶらげ(キムチ味)です☆


キノメはほろ苦く、大人の味です。入広瀬の道の駅で購入☆
あぶらげは、ジューシーですっっごく美味しい!
普通のあぶらげもいいのですが、キムチ味もはまりますよ~。

2012年5月23日水曜日

続・時間旅行

20年前から今日のこの日のことを知っていた人もいるはず。
(1990年発売の歌の歌詞に登場)
私もそんな一人。

待ちに待った金環日食!
週間天気予報をチェック,晴天予報!!
仕事まえの7時38分!!!
邪魔するものはない!!!!
これはいけるっと期待をしてインターネットで詳細をチェック!!!!



「新潟県は2012年の日食では残念な県のひとつです。金環帯の北限線が、長野県中央から群馬県北部を通ります。このため新潟県内全域とも金環帯に入らず、部分日食しか見ることができません。」
http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/2012kinkan/kakuchi/04_koushinetsu.html



20年前から知ってはいたが,【新潟は部分日食】であることは知らなかった。。。。


とはいえ,かなりの深い日食が期待される!!

当日は5時前からワクワクしながら,家中のカメラ,ビデオの準備
(そのくせフィルターを準備していないのですが。。。。「前記事:時間旅行参照」)



例のT嫁が機転を利かせて撮影したのもです。


2012年5月21日7時37分17秒
最大食ではありませんが,90%以上の日食 




金環日食ではありませんが,20年待った分,
十分に楽しませてもらいました!!

Longer than forever

時間旅行

大きな話題となった【天体ショー】,御多分に洩れず我が家も空を見上げました。
こんなに話題となりながら,NDフィルターを準備もせず観測しようと。
※肉眼で太陽を見てはいけません

幼少期に下敷きで日食を見た記憶から,代わりになるものはないかと家中の「なにか」を探していると
※専用のフィルターを使わないといけません

T嫁が,薬品箱から褐色瓶を見つけてきて,いざトライ!!

T嫁:ほら! 見て見て!!
私:えっ 見えるっ?



私:。。。。


T嫁:ね! 金環日食っ!!





これを使えば,いつでもどこでもどなたでもキンカンニッショクを楽しめます。。。









 

 

2012年5月21日7時頃 新潟の空では見れなかった金環日食でしたが
我が家には大きな笑いと,小さな幸せが舞い降りました。






2012年5月22日火曜日

たけのこ会(Reported by Hitomi)


 上越市吉川土地改良区から春の味覚「タケノコ」を頂きました.


皮むく前の写真撮り忘れた~っ orz


 吉川区尾神地区は,緑が多く,心が安らぐ所です.しかし,高齢化・過疎化が進み,今後耕作放棄地が増えていくことが予想されています.そこで,私たちの先生は,農地を守るため,中山間地のような傾斜地でも農業が行いやすい圃場の形状である「平行畦畔型等高線区画」による圃場整備を提案しました.
区画整理案をGISで3次元表示


 計画を作るため,一昨年と昨年に,水研と農村計画研の学生総出で測量隊に加わり,測量調査を行いました.

測量実習で学んだ測量の腕前をはじめて実践で発揮
GPS測量だってこの通り
A田教授との青春の1ページ...
測量隊長のM沢教授がこの直後マムシに噛まれて戦線離脱


 その縁あって,昨年は田植え・稲刈り体験やそば作り,「熊肉を食す会」にも招待され,大学の学園祭で出店していただくなど,地区と大学は盛んに交流をしてきました.


 そして先日,うれし〜ぃ贈り物,タケノコが届きました.

 いただいたタケノコは,私と学生Mによってタケノコご飯,お吸い物,中華炒めに見事に変身.いよいよタケノコ会の開催です!!


このあとさらに他研究室も加わりたけのこを堪能


やはり,季節のものはいいですね.去年はアク抜きの糠の代わりに米を入れて大不評だった私のタケノコの調理.今回は我ながら上手にできました.「星3つ!☆いただきました!

八木さん,加藤さん,井上さん
たけのこ美味しくいただきました!
ありがとうございました.


(Reported by Hitomi)

2012年5月21日月曜日

【現場レポート①】こちら現場ですっ!

現場にて実験準備をしてまいりました。
実験現場とは,実験用施設ではなく,農家さんが実際に利用している園芸ハウス。
自然エネルギー(このシステムでは消雪用地下水)を利用してハウスの温度管理をしています。
その温度管理しているハウス内で栽培されている花です。

 センテッド・ゼラニウム

開花してました。
ハーブゼラニウムとして,観賞用のゼラニウムと区別されて,センテッド・ゼラニウムといいます。

葉に芳香があり,ニオイゼラニウムともいうそうです。
強い芳香のため,蚊を寄せ付けないとのことで
現場の皆さんは,『蚊逃草』とよんでいました。

薄紫の花をつけていました。
作業をしてると,【蜂】が『蚊逃草』の花から花へブンブンしてましたよ
蜂にはイイ香りのようで・・・。

一方,我々は雨の中,断線してしまった温度測定機器の補修作業。
5月も後半だってのに,さむいさむぃ!!(12時で外気温8℃)
寒い中,作業お疲れ様でした。

2012年5月14日月曜日

森のセミプロになる

育林系実習及び演習(五泉市のスギ林)の写真です。
間伐計画を立てるための森林調査、樹の太さ、高さ、位置などを測りました。

真ん中の黄色い棒は、樹の高さを測るための長ーいポール(長さ10m!)「測棹(そっかん)」です。
樹の横に立てて、測棹と見比べながら、高さを測ります。
単純な道具ですが、頭上には枝があるため慣れるまで引っかかったりして苦戦します。


また、森では危険なこともあるので、充分注意して歩きましょう!
(実習中に遭遇したヤマカガシ?(毒蛇)です。。。)

2012年5月8日火曜日

GWの過ごし方

大学も1年生が生活に慣れ,そろそろ日常を取り戻す頃。
ゴールデンウィークでリフレッシュできたのではないだろうか。
 私はというと久しぶりに制作意欲がわき,あの子たちを動かしてみました。 少し「元気」を使いすぎました。。。

2012年5月7日月曜日

黄砂?黄色い粉の正体

新潟大学の五十嵐キャンパスでは,毎年5月初旬になると,車の屋根が真っ黄色になっていたり,道路の側溝に筋状に黄色い粉がたまっているのを目にすることがあります.この黄色い粉の正体,一体何だと思いますか?




答えは,クロマツの花粉です.五十嵐キャンパスは,クロマツが多く植栽されており,今の時期になると,花粉を大量の散布します.マツ花粉症でなくてよかったと思います.








2012年5月2日水曜日

しだれ桜


 4月29日の福島調査の話.ちょうど桜が満開の時期でした.調査地付近はしだれ桜が有名で,たまたま通りすがりの「延命地蔵のしだれ桜」といわれる最近売り出し始めたばかりのしだれ桜に,お昼の休憩がてら立ち寄りました.露店で仕入れた玉こんにゃくにかぶりつきながら,地元の方とのダジャレ満載の会話にも花を咲かせました.
 おじちゃん曰く,「ここの桜は,ライトアップされた夜がきれいなのだ.目の前の水を張った田んぼの水面に桜が映るのだ.」つまるところ,「夜ここに酒をもって戻って来なさい」というお誘いを受けました.調査疲れを地元の方々と桜を堪能しながら癒すのも,これまた調査の醍醐味.学生たちものりのりで,「夜にまた戻ってきまーす」と堅い契を交わして,調査を続行しました.
 調査でヘロヘロになり,一度は契を反故にしてしまおうとの誘惑もありましたが,ここは最後の力を振り絞り,ホッ◯モッ◯で弁当を,隣のスーパーでビールを調達し,準備万全.
 19時過ぎに到着すると,先ほどまで賑わっていた露店の明かりは落ち,人気は全くありませんでした.あの契はなんだったの.女子学生Hなんか気合い入れて,観桜仕様桜色ご飯の幕の内弁当仕入れてきたのに.きっと思い込みだったんだ.真っ暗な広場の椅子に座って,言葉少なげに弁当を平らげました.かなりシュール.


 しだれ桜はライトアップされていて,おじちゃんの言うとおりすごく綺麗でした.



 暗いし,気温も下がり始めたので,しだれ桜を写真に収めて,早々に移動.地元の話では,近くにもっと有名なしだれ桜があるそうです.期待していた宴会がなかったので,時間もまだ早いし,せっかくなので足を伸ばすことに.
 目的地直前のカーブを曲がると,皆思わず声を上げていました.先ほどの何倍もある巨大な「白いモリゾー」が視界に飛び込んできました.これには感動.この時期しか見ることができない満開の「合戦場のしだれ桜」.宴会なくて良かった.


 露店で仕入れたたこ焼きと餅を片手に私を除いてビールで乾杯!しばし桜を堪能し,宿へ.帰路の山中でいるはずのない人が何人か見えたと女子学生Mが譫言のようにつぶやいており,車内で点呼を取ると1人増えていましたが,調査が過酷であったこともあり,宿に着くとそのまま布団へ.
 キツイ調査もこうしたちょっとした楽しみがあるからやめられないんですよ.

Monthly Thai Restaurant 1st

Monthly Thai Restaurant 第一弾!
本学には,多くの国から留学生がやってきています!
そんな留学生のうち,タイの留学生がタイフードをふるまってくれました♪

本日のランチメニューはタイの本格グリーンカレー(ゲーン・キヨウ・ワーン(แกงเขียวหวาน))



日本のそうめんにかけていただきました。
タイのライスヌードル(クイティアオ(ก๋วยเตี๋ยว))のかわり。
美味しかった~ アローイ♪

われらが料理長
昨日の夜遅くまでみんなのために作ってくれていました。
ありがとうー。
こっそり見てました(手伝いせずごめんなさい。。。)

辛さの許容を越えていた学生もいたような,いないようなぁ
タイのスパイスレベルはLv2だって。
次回はもっと辛いのお願いします,料理長!!

2012年5月1日火曜日

富岩水上ライン

富山市にある環境学習船、富岩水上ラインに乗ってきました。写真は出発地の富岩運河環水公園です。
元は神通川の本流だった所を進みますが、蛇行していた神通川を直線にする馳越線(はせこしせん)工事が実施され、本流が変わった後に水路として、残っている場所だと初めて知りました。
また、船の中では馳越線(はせこしせん)工事の話しが大半を占めていて、遊覧船気分で乗るとびっくりするかもです。

中島閘門(水上エレベーター)の中から下流側を見た写真です。10分かけて、2.5mの水位差のある箇所を通過しました。なかなか見られない体験ですので、富山で時間が余ったときに行ってみてください。

融雪災害


去年の冬は雪が多かったせいか、県内各地で雪解けに伴う土砂災害が多発しています。 写真は小千谷ので発生した崩壊地を調査中に撮影したものです。 信濃川の河岸段丘の縁の急傾斜の部分が崩れて流下しましたが、幸いなことに人家や人命には被害はありませんでした。

雪解け時に発生する崩壊は、地下水位の上昇により地盤がゆるむことにより発生します。この崩壊地でも、崩壊から2日たった後でも、こんこんと水がわき出していました。

浜サンベ


北区太夫浜近くの水田です。4/27に島見町周辺のマツ林の現況を確認するために行ってきたときの一コマです。両側をマツ林(実際はニセアカシア林か??)に囲まれた水田地帯です。この画像だけでは何もお伝えすることができませんが,この場所を上空から眺めるとかなり不思議です。なぜここだけに水田があるの?という感じです。
「浜サンベ」ということだけは看板で知りましたが,うっかり写真を撮ってくるのを忘れました。
検索して見ると看板を公開してる人がいましたので,詳しくはそちらをご参照下さい。
あと,Google MapsやGoogle Earthなどで是非この場所を上空から眺めてみて下さい。


風まかせ旅紀行 - 新潟県 阿賀野川・瓢湖・福島潟ポタ - Ryo's web Page!
http://ryos-web.atso-net.jp/page.php?pid=201006062


37°58'07.93" N 139°09'50.92" E

これぞ農業土木!

 4月29日から30日にかけて福島県で流量観測のための水位センサーを設置しました.普段は水路やマスを利用して設置するのですが,今回は山からの流出量の観測.コンクリート製の水路はなく谷間を流れる小さな沢が対象.水はちょろちょろとしか流れてないし,どうすんべかと考えた挙句,量水堰を作ってしまいました.(もちろん地元の地権者と受益者の了解を得た上ですが.)
 とはいってもはじめての経験.学生たちと地元の方と一緒に頭をフル回転させて現場会議を行い,必要資材と手順を整理しました.
 竹林の竹を現地調達し,杭を作って木製の堰を支え,さらに土嚢で補強しました.作業は,まさに江戸時代(昭和の亀田郷もこんな感じだったのかな)の農業土木!雪解けの冷たい水に浸かりながらの作業.胴長を着用していましたが,水の冷たさが体に伝わります.これがお湯なら,さながら露天風呂なのに...
 ささやかな工事ですが,動力をもたない昔の人達の苦労を感じながら完成したのが下の写真.こんな経験できないよ.設計から竣工まで半日間です.なかなかの出来栄えでしょ? 水研の学生(男2人,女2人)の根性の賜物です.水研バンザーイ!!





 冷たい泥水に浸かりながらの作業だったことから,新潟への帰り道に(あたたか〜い)風呂に立ち寄ることにしました.学生のiPhoneで検索して,二本松の「智恵子の湯」へ.

http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/41415/41415.htmlより引用

 こじんまりした町中にある温泉宿でしたが,風呂の湯をみてびっくり!作業していた沢の水と同じような色をしていました.泉質は良かったのですが,なんだか作業の続きみたいで... 疲れはとれたのかな?