2013年5月25日土曜日

魚道を見てきました.

砂防堰堤をはじめとする河川構造物には魚道と呼ばれる魚の通り道(水路)が設置されることが多くなりました.それぞれの魚道はいろいろと工夫がこらされており,魚道を見学する度に感心させられます.

この写真はらせん(型)魚道とよばれる魚道です.このように水路をらせん階段のように積み重ねて敷設すると,水路を設置する場所を少なくすることが出来ます.


河川は水だけでなく,流木や土砂も移動しており,洪水の後には流木や土砂が魚道に流入して埋まってしまうこともあります.

魚道が魚の通り道として有効に利用されるためには,しっかりと維持管理をすることが重要なのですが,魚道の数は非常に多く,全ての魚道に常日頃から目をひからせるというのは難しいのが現状です.そのため,維持管理をあまりしなくてもよい魚道の研究がすすめられています.