2013年7月28日日曜日

持続可能な森林経営演習(県外編)

いやー,お待たせしました。村上です。
持続可能な森林経営演習の見学,県外編です。
今年は山梨県を訪問しました。
毎年森林認証取得団体を訪問させていただいているのですが,今年は山梨県県有林に行くことになりました。行き先はどのように決めているかと言いますと,5月に企画する見学先コンペで例年決定しております。その結果,今年は栄えある一位が山梨県でした!!

さて,それでは写真とともに一泊二日の見学の様子をお伝えします。

今回,両日とも山梨県県有林課の方に各所を案内していただきました。
まず最初に見学したのがカラマツ長伐期施業地です。
利用間伐(収穫間伐)についていろいろ学ぶことができました。

これどんなふうにして撮ったか分かりますか?
橋の上からの撮影です。持続可能な森林経営の実現において河畔林の保全は極めて重要な項目のひとつです。森林生態系,河川生態系,そして流域全体,それら全てに配慮できてこその森林経営です。

爽やかな出発前の一時です。
昨晩は新大OBである先輩方が宿泊場所に訪問してくれて,にぎやかな交流会をもちました。
やはり,山梨県の訪問は昼も夜も充実してます。
卒業生の皆さまありがとうございました。次回も是非よろしくお願いします。

さて,二日目の見学,まず伺ったのが山梨県森林組合連合会の原木市場です。
木材市場は新潟でも見学していましたが,特に認証材の市場での取り扱い方などが新しく触れた情報かと思います。

なかなか普通の生活をしていたら見かけることのない丸太が積み上げられている様子。
素材(丸太)が製品に変わっていく過程で木材市場の存在は重要です。

最後の見学地は「山梨県森林公園 金川の森」です。
都市型の森林公園を見学すると同時に認証材の使われ方について直接見る機会となりました。
この公園では遊具としてFSC認証材が使用されています。
市民の皆さんにアピールできる場面ではないかと思います。

最後は二日間を振り返っての質疑応答。みんなから積極的(?)に質問が出ていました。

最後に,今回案内していただいた県有林課のお二人には大変お世話になりました。
山梨県の林務行政の一端を見る機会でもあり,今回の学生の中から来年山梨県を受験する学生が出るといいな,と思っております。