2012年6月17日日曜日

持続可能な森林経営演習(6/16)

本日は『持続可能な森林経営演習』のレポートです。
毎年恒例の山北町(現村上市)における見学です。
山北町は新潟県における林業の盛んな地域のひとつです。
午前中は新潟県を代表する篤林家である東海林さんの所有山林を見学です。
上の写真は,挿し木造林,実生造林を見比べながら,いかに林業で収益をあげていくかという説明を受けている様子です。

林内空間の有効利用の試みとして,葉ワサビ栽培の現場を見せていただきました。
山村では材を売るだけでなく,地域の様々な資源を有効に活用しながら生活を維持する工夫が求められています。ここでは東海林さんから学生達に「葉ワサビの有効活用の方策を是非考えてほしい」との投げ掛けもありました。

午後は「スギトピア」です。スギ専門の製材工場です。最近では集成材の生産が主力となっています。まずは工場の概要の説明を受けました。


工場長の説明で集成材に加工されていくまでの一連の工程を見学させていただきました。工場の中は機械の音がうるさくて説明の声も聞こえにくいのですが,みんな熱心に耳を傾けておりました。


本日最後の見学場所はさんぽくプレカットです。いまや住宅建築用木材のほとんどがプレカット工場を経由しています。プレカットされた部材がどのようなものであるのか・・・今回写真撮るの忘れてました。来年はそういった写真も紹介したいと思います。

普段の授業と違って,いずれの見学先でも質問が出てて良かったです。今年の受講生にどのような刺激が与えられたのか分かりませんが,おそらく初めて知ることも多くて,それぞれ何かしら受け取ったと思います。

6/24~25は一泊での見学です。帰ってきたらまた報告させていただきます。